死者の如き従順

全ての陰謀に関与する戦闘的ジェスイットの身辺雑記

20180801

 午後10時現在にこのブログを書いている。教わったコークラムを飲みながら。ハバナクラブ7年にコーラを合わせ、レモンを絞る。これがマジでメチャクチャうまい。教えてくれた人によると、このカクテルはアメリカとキューバの合わせ技で「キューバリバー」と言ったそう。キューバは葉巻と社会主義の実験台というイメージしかなかったが、ラムもおいしいんですね。自由市場と計画経済のカクテルは、甘さの中でしっかりと酒のコクというか、苦みが主張してきた。いや、普通にうまい。

 

 仕事は今日は午後8時に終わった。最近帰りが他のインターネッツ労働者よりも早いのでとても満足している。まあよく考えたら俺は午前2時に帰って午前5時に起きる異常な生活をしていたので、揺り戻しがあるべきだろう(といういい方は難しい。神様には過去の苦労をまだ見ぬ未来で補填してくれるような気前のよさはあまりない)。こういう時間帯に帰ると余暇が十分楽しめるのである。たとえばさっき本を少し読んだし、まだまだ読めるなと思うと希望が湧く。この時間なら映画だって1本ぐらい見られるだろう。

 

 思えば、細切れの娯楽が全てだった。5月、6月の俺にとってはキズナアイのゲーム実況がそれだった。10分ぐらいでほどよく笑い、ほどよくゲームしたような気分になれる。しかもキズナアイは声がメチャクチャかわいい。声がかわいいと思ったのはイリヤやロロナなどで有名な門脇舞衣以来だ。多分6月で全部見たと思う。キズナアイだけではない。Youtubeはとにかく細切れ娯楽の代表格だ。お笑い動画もあるし、簡単にシーンごとに切り取った動画もある(たとえばのんのんびよりのワンシーンとか)。そういうのを見てしまうと本当にいつの間にか時間が食われている。この細切れの娯楽で精神を潤す状況をどうにかしたかった。今、どうにかできている。何とかこのリズムを維持していきたい。そのためには不必要な飲み会は断り、あとくだらない仕事はやらないか誰かに押しつけるしかない。

 

 【新聞】今日は新聞を読んだのだが、実は何も覚えていない。読んだのは午前中なので、酒も飲んでいる今に思い出すのがそもそも無理な話であるが。これは改善の余地があるだろう。

 

 【同署】読書は今現在では田中美知太郎の「現代歴史主義の批判」(全集6巻所収)を読んだ。歴史主義という言葉で、何を考えるにしても歴史がついて回る、つまり過去や未来に紐づけして現在について考えなくてはならない状況を説明している。これはシュネーデルバッハの歴史主義の3つ目の意味に近い(というか、トレルチが想定する歴史主義だろう)。説明はだいぶレーヴィットの『世界史と世界』に依拠しており、確認が必要だ。初読ではヘーゲル歴史哲学の説明が、いわゆる歴史哲学講義からではなく哲学史講義からとられているのは何故だろうかとか、あと歴史主義と歴史哲学がごっちゃになってないかなど様々な疑問がなくはない。とはいえ、歴史主義とは何ぞやという説明するのは極めて難しい問題についてそこそこ簡便な説明を与えてくれたので参考にはなった。また、歴史主義を学問上のディシプリン(要は歴史法学だとか経済学の歴史学派みたいな)の議論だけに限定せず、広く人生における歴史的意識のあり方だとかに捉え直している点は高評価だ。余談だが、政治批評がちょこちょこ混ざるのはやっぱり保守主義者だなという気がした。根底においてヘーゲル歴史哲学にマルクスレーニン主義、そしてその帰結としてのソ連スターリン主義唯物史観を見ているところがあるんだろう。あと、これは読んで思ったのが、ニーチェの『反時代的考察』所収の「生に対する歴史の利害」はもう一度腰を据えて読み直さないといけない気がする。とりあえず更新し終わった後はシュネーデルバッハ『ヘーゲル以後の歴史哲学』第2章へ進むことにしたい。

 追記:シュネーデルバッハ、難しすぎて1章をやり直している。ノートをとりながら丹念に論旨を追っていくしかないっぽい。ここで躓くと大変なのだが……。

 

 【食事】お昼はかつやでかつ丼、夕飯はすき家のうな牛。丑の日なので……。