死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20190212

 わざわざ日付をタイトルにしているのにこれからブログを書けなかった日の回想をブチ込みます。

 

 2月8日

 東京に帰ってワッショイした。久方ぶりに会った別の地方で働いている会社の同期と会い、この会社の未来が暗いという話と、まあ俺は辞めるから関係ないけどねwみたいな話をした。これは薄々勘づいていたことなのだけど、あんなに仲良かった同期がこの日は少しだけ、ほんの少しだけよそよそしく感じたのである。つまるところ、俺たちを結び付けていたのは別に友情ではなく会社への憎しみとか不満にすぎなかったのかと思い込んでしまう。そういう思い込みで人間関係をまた壊すのはよくないのだが、ある種の違和感として書き留めておく(あまり公開のブログでそういうの書くのもどうかなと思ったが。私小説かよ)。

 

 2月9日

 11日のエントリで書いたように、この日は早稲田に出向いた。中央図書館が本庄高校の受験かなんかで閉まっていてデッバーナのクジカレイウスになったが、戸山図書館とかいう神殿で取りて読め的な声が聞こえたので本をとって読んでいた。その後はサークルの同期たちと久闊を叙し、最高に曖昧な気分になっていた。この日俺が出した最高のジョークは「戦艦や兵器に人名をつける文化(空母ロナルド・レーガンみたいな)」の大喜利で、「爆撃機張作霖」。これぐらいトバしたネタは後10年は出ないと思う。

 

 2月10日

 実家でのんびりしていた。母上の買い物に付き合ったり、父親が釣ってきたタコを永遠に塩もみしていた。タコはもむとやわらかくなるという知識を得た。もちもちのコーギー……ではなくタコを揉みまくっていると、現世的な不安(仕事やめたらどうするのか、そもそも俺は昔みたいに余裕のある人間に戻れるのか、今さら人間を信じられるのか)などがどうでもよくなり、ただタコを揉む以外になくなるのだ。

 

 2月11日

 仕事で呼び出されてホーム(という名の大地から疎外されたアルキメデスの点)へとんぼ返り。悲しかった。この日は悲しかった。

 

 回想終わり。ちなみに今日はメチャクチャ働きました。大変でした。タコをもみたいです。それか自動運転のローマ法王が操作する12体のドローンをもみたい。