死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

近況、あるいは茫漠について

 仕事をやめてから、そろそろ1か月ぐらい経つ。

 

 今何をしているかといえば、就職活動を曖昧にしつつ、友人の会社に転がり込んで時給1000円の雑用を週20時間やっている。なので、稼ぎは1か月で8万ぐらいだ。これは前職に勤めていた俺の可処分所得の3分の1である。

 

 当然生活も3分の1にダウンサイジングしないと間に合わない。本は買っていない。珍しいことだ。だが、結構飲んだりもしているのでどうなるかは見通せない。

 

 のんびりやっているといえばそれまでだが、それでいいのか。1日10時間は公務員試験の勉強をしないと今年の試験は無理な気がする。いやそうだ。なのに、俺はDivision 2をやったり、関係ないノンフィクションを読んだりしている。書いたESは早速落とされた。官民問わず俺は無理なのではないかという不安が頭をよぎる。そういう中で、雑用をしながら、わずかながらの社会とのつながりを維持している。

 

 だが、だがである。こういうふわっとした状況、よしとしましょう!!!!!!!

 

 もうね、よくわかったんですよ。俺はどうしようもないクズ人間です。目標に向かって突き進めないんです。外圧がないと仕事ができないんです。どうしても低きに低きに流れることを許してしまうんですよ。

 

 大学時代、一応アカデミックサークルに所属していたので、そういう意味では勉強の外圧はあったのでそれをよくやった。前職では仕事をしなかったら全てが回らなかったので、ある時期まではよく働いた(サボり方を覚えてからはサボることも多かったが)。その手の外圧から解放されて1か月、自分はとことんクズになれるということがよくわかったのである。

 

 こうなったらせっかく得られた無職の地位を存分にいかして、適当に曖昧にやっていこうと思えてきたのである。ある程度居直って、あーそろそろ部屋掃除しないとなぐらいの感覚で社会をやっていければそれでいいんじゃないか。

 

 幸い、貯金はまだあるし、失業保険だって3か月以降はもらえる。今年の年金やら何やらもクリアできそうな見込みだ。あとは、日々の生活を徹底的に抑えるだけである。

 

 とはいえ、本は図書館でいくらでも借りられるし、暇つぶしの材料はいくらでもある。何より、一応働いているので小さい収入がある(とはいえそれは5月末までなので、別の適当な働き口を探す必要はあるかもしれない)。

 

 そういうことなので、俺は適当に曖昧にやることにした。公務員試験、まあ気が向いたら来年かな。就職、適当にES出しとこ、落ちたらそれはそれでよくね? 生活、まあ普通に本読んで飯食ってって最高では? あとは他人の曖昧な善意を頼りに生きていくことにした。各位、おごってくれていいよ。

 

 この「人は2000連休を与えられると、どうなるか」という興味深い記事(http://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/ueda09_1)によると、恐怖と逃避という感情は100~300日ぐらいで現れてくるという。それに比べると俺なんかまだピカピカの1年生だ。しかも引きこもりでも何でもない。ただ定職についてないだけの親のすねかじり虫じゃないか。何一つ怖がることはない。やっていきましょう。