死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

キモくて金のないおっさんのためのセプテット

 今日は朝から転職活動があり、まあいろいろ面接とかやって「あー終わった終わった終わってねーよ」と思いながらネクタイを緩め、午後3時すぎに家に帰ってきた。家のポストを見たら国民保険納めてね!って区役所から手紙が届いた。中を開いてみると、毎月5万3000円払わないといけないのである。

 

 保険料も市民税も前年の給料から算定される。俺は月残業が100時間を下回ったことがほとんどない異常労働者だったので、給料は他の同世代よりは高かった(ちなみにみなし残業だったので別に100時間分の給料をもらったわけではない)。しかし、今は無職なので貯金をガンガン切り崩さないといけない。

 

 じゃあ貯金してなかったお前が悪いやん!って思った人は今すぐ俺と殺し合いをしろ。言語なんてちゃちなもんじゃねえ死ぬまで殴り合いだ。いや違う、まあ言い訳させてもらえれば前職での異常なストレスを異常な金遣いで対消滅させていた(いや実際には麻痺させていた)ということなのだ。あの金遣いがなかったら今ごろ俺は頭がおかしくなって4歳児への殺人事件でも犯していたに違いない。動機は「年中さんの全能感を許せなかった」だと思う。

 

 まあ、いろいろと出費が重なって、退職金を入れても貯金は100万程度だった。この貯金をやりくりしつつ……と思っていたが、結局国民保険+市民税+国民年金でこのお金は全てなくなりそうだということが判明した。

 

 俺はこのクソくだらねえ国家に税金を納めるためにわずかばかりの貯金が全部パーになるのか?笑えるぜ。無職にはお似合いの顛末ってことか。何が国家だ。ふざけやがって。俺は前にもらった官公庁のパンフレットをさっき全部捨てた。知らねえ。どこもかしこも火だるまになりやがれ。

 

 前職で得た貴重なスキルは極限まで増幅する被害妄想だ。俺の顛末を見てみんなが笑っている気がする。ふざけんな。お前らも無職になりゃわかるんだよ。次会ったらあいさつする前に殴るからな。

 

 転職エージェントとの電話、面接先との日程調整、そういう中で自分が見下されている気がする。そうだ、何のとりえもない無職、貯金も消し飛ぶことが確定している無職、今や障害者の方が生産性がある無職、こんなもんは見下されて当然なのである。

 

 キモくて金のないおっさん問題というのがインターネットで流行っている。きっと俺もそうなるのだろう。今は全てのことがイライラするからだ。