死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

月30時間の時間外勤務を課す法人の首を引きちぎりたい男の慟哭

 今日はタイトルが内容をそのまま反映していますね。リーダビリティみが深い。

 

 朝5時に家を出て深夜2時に帰宅を1週間以上繰り返した前職からすればそれほどでもないが、朝7時出発夜22時帰宅の暮らしがここ2週間ほど続いている。色んな理由が重なって業務が従前の3倍ぐらいに増えたので、残業しないとお話にならないからだ。まだこの会社に入って1年も経っていないのだが、社会人採用だから大丈夫やろみたいな曖昧なノリで通ってしまっている。他の人びとはどんだけ働いても8時ぐらいまでしかいないので、9時まで残業している俺が鍵の確認などしなくてはならず余計に時間を食うクソオブクソとなっている。

 

 再三このブログで言及しているが、前職との大きな違いは勤務時間中はかなりの集中が求められていることだ。なので、体感的な疲れ具合は前職並かそれ以上だと思う。家に帰って本をめくっているといつの間にかクーラーガンガンつけたまま寝落ちしている。おかげで最近喉の調子が死ぬほどよくない。

 

 一応本は読めるのだが、記憶に残っているかというと覚束ない。あれだけ好きだったYoutubeとかも最近はそんなに見てないし、ゲームをするためにPCを起動するのもおっくうになった。ここまで書いて気づいたのだが、俺、労働に支配されてるわな?

 

 月100時間超の残業をこなしていた時期の俺はメチャクチャ荒んでいた。そしてその荒んでいた生活を支える十分な給料と破滅的なアレコレ(タバコスパスパ、お酒グビグビ、深夜ドカ食いなど)があってようやく労働の虚無と釣り合いをとっていたのである。しかし、今は同世代平均を下回る程度の安月給だし、タバコは吸わない、飲んでもビール500ml缶1本、規則正しい実家の飯などフツーの生活をしている。こうなってくると労働の虚無が生活の全編を支配する。すると朝歯磨きをしていても「アッそういやあの人にメール送らなきゃな」とか「あの支出経理に出さなきゃな」とか「そろそろ○○課と調整入れて課長に報告しないとな」みたいな想念が常に頭を過る。最近の夢には大体職場の誰かが出てくる。不安になって、退勤してから自分のGmailから会社用アドレスにToDoリストを送り出す。

 

 労働に支配されたくねえと思って前職を辞めたが、今形を変えた労働に負けそうになっている。ここで踏ん張って労働人間になるか、辞めて生活の不安に怯えながら暮らすか。悲しいかな、今の俺には前者しか道が残されていないように思う。

 

 このまま30になったら、いよいよもって労働と真剣交際しないといけないのだろう。俺は家庭を持つつもりがないので、働く理由は俺の生活のため以外見出すものがない。やがて労働の理由も生活の意義も循環論法となってしまう。そうなるのが怖い。それはこれまでの選択や決定全てに泥を塗る行為だ。そういう人生を送るのであれば、俺は大学など入らずに高校卒業して警察官になっていた方がよかったのだ(実際そうなるはずだった)。

 

 最悪のシナリオを回避するために何かをしなければならない焦燥感と、それを許さない現実が、まるで死の迷宮よろしく双方から俺のメンタルを押し潰さんと迫りくる。だが結局ぺしゃんこになってしまっても月曜日はやってくる。ああ月曜日。呪わしい月曜日。あらゆる労働は悪で、だからこそあらゆる神義論に唾を吐きかけたくなる。ボゴミル派の言うように地上は悪に満ち満ちている。

 

 さて、辛い話をここまでにして、以下は箇条書きです。

 

 ・Ghost of Tsushimaを買いました。まだまだ序盤中の序盤ですが、メチャクチャ面白いですね。一所懸命に尽きる人生、俺も送りたかったなあ……。

 ・欅坂46が改名するんですね。朝日新聞の記事で知りました。「ニュルンベルク坂」とかがいいし、ファーストシングルは「人道に対する罪は遡及適用できない」がいいと思います。

 ・最近ドラえもんを見れていないのが一番辛い。神様頼むから俺の1日だけ3時間増やしてくれないか。

 

 追伸:こんな感じでずーっと忙しいのでブログ更新かなり滞ります。( TДT)ゴメンヨー