死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20171105

 起床は7時半。思いがけず手にした休みなので、有効利用しようと思った。なので、スカイリムのPC版再構築をしようと思った。

 

 少し思い出話をしたい。俺とBethesda Softworksとの出会いについてだ。中学3年生の時、クラス替えで俺はびっくりした。誰も友達がいねえ。というか知り合いがいねえ。これまで付き合ってきた友人やコミュニティとは全く縁もない連中がほとんどだった。少しだけ話したことのある奴は既に確固たるコミュニティを形成していた。俺はハブられるというような「村八分」になったのではなく、最初から「異邦人」だったのだ。ほぼ転校生扱いでこれから1年間やるのか……と不安があった。

 

 もちろん、俺のような根暗な人間に友達ができるはずがなかった。振り返ると、これまでできた友人の多くは趣味がきっかけだ。中2の時が一番友達ができた。みんなどこかで中2病だったのだ。涼宮ハルヒの憂鬱をクラスの端と端で読んでいた男が偶然お互い同じものを読んでいることを知って得も言われぬ感情に包まれたり、サンホラ大好きな腐女子が「お揃いね私たち……」とか言っているのを見て「こいつも……国民か……!」とか驚いていたりしていた。趣味が合えば後は簡単だった。ひぐらしコードギアスエヴァ……何かアニメ見ていれば男と女関係なくしゃべっていた時代。ギリシア風で言えば黄金の時代だ。

 

 ところが、中3の時のクラスはどっちかというとウェイ的な気質の集まりだった。何しろ、このクラスから高校(俺は中高一貫出身)になって退学した奴が3人いたくらいだ。深夜アニメ?何それ美味しいの?(死語)みたいな連中と話が合うわけなく、気づけば俺は独りぼっちの道を歩んでいた。どれだけ独りぼっちかというと、ちょっとした文化祭みたいなもののクラス出し物で自主映画を作ったのだが、もちろん俺に役が与えられるはずもなく(多分忘れられていた)、最後のエンドロールでみんなが作品について語るシーン(ゴミみたいなオーディオコメンタリー!死ね!)で俺が机に突っ伏して寝ているところがちょろっと映し出されていた(多分先生が「〇〇がいないぞ!」と指摘したのだと思われる、おせっかいなクソ野郎め)。

 

 俺がオブリビオンに出会ったのはそんな時だ。誰よりも真っ先に家に帰り、下校途中の電車ではラヴクラフトやポーを読み、家に帰ったらPS3を起動する。CoDも飽きたなとか思っていたところに、ゲーム屋でそれと出会った。当初はオープンワールドとか前作のモロウィンドとか何も知らずに、とにかく買っただけだ。

 

 起動して少し遊んでみると、これが滅法面白い。自分がハイ・ファンタジーの世界で主人公となり、しかもラインに沿わず自由度の高いプレイが楽しめる。戦士ギルド、魔術師ギルド、盗賊ギルド、闇の一党(暗殺者集団)、そのどれもに所属できるというのも俺の心を打った。善悪を超えた自由度に惹かれ、気づけば毎日プレイしていた。何周もして、俺はRPを楽しんだ。時にはそのキャラの小説なんかも書いたりした。若気の至りだ。

 

 それから、俺はBethesda Softworksオープンワールドシリーズ(TES、Fallout)は毎度毎度買い続けている。その中で一番思い入れが深いのがスカイリムだ。これはセンター試験直前の12月にPC版が発売され、俺はやってしまった。メチャクチャ楽しかった。俺が勉強していると思って夜食を持ってきた母親が、俺がコントローラーを持っているのを見てしまった時までの楽しみだが。

 

 スカイリムで俺は初めてMODを体験した。ちゃちなパッチから、新しいマップの創造までできる。これ1本で無限に遊べるやんけ!!!と感動した。恐らく、俺のスカイリムプレイ時間は1500はいっているだろう。東京オリンピックの時までに2000時間行っているだろうか。それまでにはTESの新作が出るんじゃないかという気がしている。

 

 まあ、そんな懐かしいゲームを久しぶりにプレイしたという話だ。つまり、今日はそれしかしていない。午前中にヘンリー・ミラーをちょっと読んだ以外は。今日も虚無、平常運転です。

 

 ごはん

 朝:いただきもののロールケーキ

 昼:ポルチーニとエリンギのパスタINココス

 夜:肉バルで肉をたくさん