死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

明るい人間を前にすると自分の自己肯定感の低さが恥ずかしくなってくる28歳童貞実家住み年収400万円男性(読書記録なし)

 人間らしいタイトルですね。

 

 俺は仕事をメチャクチャテキトーにこなし、メチャクチャ早く帰ることを至上命題としているプロの会社パラサイトなのだが、一方後輩にメチャクチャ仕事を詰めてやって、メチャクチャ遅く帰ることを厭わない人間がいる。まあ割と担当している案件が近いので何度か相談に乗るなどしていたが、その中でも「エッそこまでやってもしょうがなくない?」みたいなことを何回か言ってしまったことがある。でも後輩はそんな俺に嫌味をひとつ言うことなく「いやあ完璧目指したいじゃないですか」とか屈託のない笑みで言ってきて俺は「うへえ」となってしまったのである。

 

 正直な話求められていない完璧をやったところで客先から「おおすごい!」と言われる以上のことはないので、はっきり言って無駄っちゃ無駄な気もするし、実際後輩氏はA案件の精度を高めることに集中しすぎてB案件を俺が肩代わりすることにもなったのでどないやねんとなってしまったのは事実だ(B案件はやっつけ仕事なので週明け怒られるかもしれない、俺が)。しかしそれでも、俺からすればゴミみたいな仕事に何かを見出して、それを磨き上げようとする後輩氏のスタンスは決してバカにはできないし、こういう人間が社内でも好かれていくのだろうなと感じた。主人公ですねこりわ。

 

 もちろん俺は世界どころか自分の人生においてさえも主人公たらんと思ったことがないし、そもそも全ての客観的状況から主人公として生まれてきたわけではないことが明々白々なので路傍の石なりにエンジョイしてきたというのが実情なのだが、しかし最近そういう自己肯定感の低さで人生メチャクチャ損しているんじゃないかと思うようになってきた。人生において重要な向上心すら投げ出してしまいそうになっているからだ。

 

 最近ずっとこれの繰り返しで嫌になるが、やはり労働以外のことで頭を使うようにしないと人間の脳は思ったより早く死ぬのである。俺は前職3年、そして現職で一昨年と去年割と繁忙期を迎えていた時はほぼ仕事のことしか考えられなかった。結果として今ようやく暇ができたので英語の勉強などをしているが、脳が昔ほど活躍してくれないことをひしひしと感じている。何度書いても声に出しても繰り返しても忘れるものは忘れるのである(もちろん、残るものの方が少ないわけではないのでやる意味はあった)。そして覚える作業や、ちょっと長い英文を読み解く作業では、負荷のかかる思考をするととてつもなく頭が痛くなる。この5年ぐらいの負債を一生懸命返してようやくスタートラインに立てる気がする。その意味でもまだまだ頑張らないといけないし、その原動力である向上心をクソみたいな出来事で傷つけたくないのだ。

 

 ではどうやって自己肯定感を高めればいいのかということだが、手っ取り早いのは他人と自分を比べることなのですが、これは容易に悪しき沼にハマる危険性がある。あとは毎日自分がなしてきたことに花まる!って言ってやるということも挙げられるが、これはこれで脳死している気がしないでもない。やっぱり自己肯定感なんぞは諦めて路傍の石程度の人生をやっていくしかないのかもしれない。今が路傍の石レベルなので、これ以上向上心やらを放棄したら産業廃棄物である。何とかそこを守っていく矜持をね、何とかしていきましょうね。

 

 英語の勉強ですが、ようやくパス単の1級を1周しました。準1級と1級(共に4訂版)を一通りさらったので、あとは定期的に復習しつつ、語彙数を適度に増やせるよう色々な英文に触れていくしかないのかなと思います。英文解釈教室はもう1周やってもいいのかもしれません。あと、英文解体新書もどっちも持っているのですがまだ手付かずです。こうなったら英語短期集中期から、長期的な習慣として日々のニュース等の英文読み・英文解釈系や英文の問題を解く……などをやっていきつつ、普通の読書もやっていこうかなと思っています。正直英語マジで飽きてきたきらいがあるので。