死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

みんなのやっていきを素朴に喜べる心の余裕がある一方自分は永久に灰の中で埋もれることを覚悟した28歳童貞実家住み年収400万円男性と読書記録0411~0417

 土曜日に久しぶりに大学の後輩に会いました。非常によい道に進んでいるということだったので頑張ってねと素朴にお祝いをしました。

 

 俺自身世間全体で見れば「若者」のうちに入るのだろうが、俺より下の歳の若者たちのやっていきを見守るような御隠居的立場にいつの間にかなってしまった。金曜日は職場の若者の飲み会があったので、俺は別の職場の飲み会があったのでそこには出なかったのだが少しばかしお金をあげるなどした(なお絶対に俺が出したと言わんといてくれやって言ったのに漏れていて草なんだ)。こうやって若者に恩を売って、最低限嫌われないというだけの安全保障を金で買うというしぐさをしています。ウクライナに対して申し訳が立ちませんね。

 

 正直自分が今後の人生で何か成し遂げることはまずないといっていい。はっきり言ってもう人生は「アガリ」に入っているっぽい。というのも、今の職場で5年、10年勤めた時の賃金を軽く計算したところ、今後のイカレ経済情勢の中で大幅な賃下げがなければ「あ、全然これでええわ。これ以上いらねえ」となってしまった(ただ、基本的に同世代よりもメタクソ給料が低いので賃下げするようならマジで転職しないといけない)。であれば、適当にのらりくらり働くことはこの2年程度で身につけることができたので、ま、これでよくね?と思ったのである。向上心がない奴はバカですが、俺はバカでそして世界はもっとバカなので問題はない。

 

 ブログで何度か書いているが、昔の俺にはギラギラした知的欲求やコンテンツに対する情熱があったけど、最近はとんとご無沙汰である。結局人生は有限だし、生きるためにはいろいろしなきゃいけないので、自分に鞭打ってまで世界ふしぎ発見!を永遠にやる必要はないのだと諦めがついたのだ。とはいえ、一応英語はやっているが、これはもはや惰性である。まあ、もう少し続けようかなと思っているし、30になる前にある程度のスキルになったらええなあと思っているけど、別にダメでもいいかなと思う。いつかDeepLとかが言語学習を無意味にしてくれるやろ……と適当に思っているので。

 

 俺は本当に同じことを何度も書く知恵遅れなので同じことを書くんですけど、もちろん労働をこなすために人は生きているのではない。それを相対化するために何かが必要なのであって、今の段階では俺は適当な読書と英語が今のところそれに該当しているっぽい。じゃあ休日は何をしてるのかねえと言うと、何もしてねえ。マジで最近ネトフリも見てないし、アニメも見る気しないし、適当にぼんやり本を読むかYoutubeかなんjまとめ巡回などで休日を過ごして飯食うぐらいしか楽しみがない。

 

 本当はこういう無気力人間こそ家族なりなんなりを拵えてそのために生きた方がいいような気がしないでもないけど、もちろんそんな予定はない。骨粗鬆症みたいな人生を生きてきた俺には、もう1人分の重みがのしかかってきただけで終わってしまうだろう。これと同じことは介護にも言えるので、親はぽっくり死ぬことで俺に対する最後の責任を果たしてほしい。

 

 何か全般的に悲しくなってきましたね。もうブログも店じまいしてもいいような気がしてきましたわ……。

 

 読書記録です。

 

 鎌倉殿の13人を見ているからちょっと読んでみたのですね。源氏というと、清和天皇がいて、源義家がいて、源義朝がいて、源頼朝がいて……ぐらいの解像度だった俺にとっては大変面白く驚きの連続みたいな本でした。実証実証実証!っていう感じで著述は淡々としておりましたが、所々に見られる往時の日本史学を支配していた「アレ」に対する痛撃が面白かったですね。