死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20210708

 今日も電車の中で下書きをしたためていたんですけど、うつ病みたいにあらゆることに後ろ向きな考えばっかり羅列しちゃったので消して、家帰ってエアロバイク漕いで飯食って風呂入った状態で書き直そうとしています。でも先に言うけどこの鬱々とした気持ちは何しても治らん。

 

 長い長い人生のマラソンに毎日息切れしながらそれでも足を動かそうと意志する存在。前にはそれさえ掴んだら一生を幸福のうちに過ごせるような宝物があったり、後ろにライフルを持った兵隊が足を止めた人間を穴だらけになるまで撃ちまくったり、なんてことは全くないのにそれらはとにかく時間と共に歩を進めていく。一人の男がやがて痛んだ足を庇いながら、横並びだった人々が前へ前へと歩き去っていくのをぼんやりと眺める。振り返るとそこには銃口ではなく虚無があった。踏みしめてきたはずの過去は既にもう闇の中で、いつ来るかもわからぬ最期の時を迎えるまで、怯えながら足を引きずって進んでいく。

 

 人生ってそんなもんじゃん。もう何したって遅いのかもしれない。ただ何かが怖くて生き続けるだけなのかもしれない。それが生ける屍だとすれば、死にかけた自分と向き合うのが怖くて、同じく死にかけた人間と睦み合い、世界にまた1人ランナーを生み出していくのだ。自分の腐乱臭や爛れて骨がのぞく皮膚、凝固した黒々とした血だまりを見つめるのが最上の暇潰し――それが俺なのかもしれない。

 

 こうやってブログを鬱々と書いて内省をやっているととことん嫌になる。そうして全部を否定したくなる。培ってきたものの無意味さや、やってきたことの虚しさと戯れることで時間が過ぎていく。無為に過ごした時間を無為に後悔し、人間の一日はあってもなくてもいいようなbanalなものになる。

 

 まあ、ちょっと今日はお気持ちを書きたかったんですよ。起床6時半即出社死ぬほど仕事帰ったのは10時半。これで満足ですか。おしまいですよぼかあ。

 

 【ご飯】

朝:とろろごはん と 何か

昼:チョコバー

夜:豚肉の炒めもん れんこんとえびのあげもん 豆腐 シュウマイ

 

 【ニュース】

アフガニスタン中村哲さん殺害事件の真相を追う朝日の連載を読んだ。素晴らしい内容でしたね。

・朝日は最近いいコンテンツが多い。「未完の長期政権」は今後10年は安倍政権を総括するために参照されるべき連載となるだろう。

・4度目の緊急事態宣言に五輪無観客。認めよう。人類はコロナには勝てない。ただコロナが人類を滅ぼし尽くさないという点では、負けることすらできないわけで、我々はコロナによって人間の条件を書き換えられて混乱させられてなお死者の記憶と共に生きることを余儀なくされるのだ。人類史にまとわりつくありとあらゆる苦痛の一つでしかないとも言える。

 

 【読書】

しばらくしないと決めた。

 

 【運動】

エアロバイク25分ほど。最近確かにお腹がぺっこりしたような気がするが、チョコバーばっかり食ってるからかな。

 

 【