死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20231211

 漫然としくじり先生のアルピーがやってる奴の永野回を見てたらもう22時かよ。時間が経つのは早いね。気持ち悪い顔しながら永野の狂気たまんねぇ~!っつってたらもう寝る時間ですわい。

 

【労働】

 今日はあっちゃこっちゃのヘルプで引き回されたが何とか定時で帰った。ホンマこの労働の偏りみたいなのどうにかしてくれへんかな。中世ヨーロッパの傭兵なので戦争がないと暇なんですよ。戦争のある時代の不謹慎ジョークだ。

 

【ニュース】

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 真人と同じくらい感性狂っているけど、先生も奴隷労働で忙しすぎて何も見ないで花丸をあげてしまった可能性があるよね……。ただ普通にその後の学校の対応がゴミ過ぎる。こういう連中が施す教育を胸いっぱいに受けて社会に輸出される異常な若者の社会マジで嫌なので、さっさと北朝鮮主催ハンガー・ゲームとかやってメチャクチャ若者の人口減らしてほしい。

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 この人も御用左翼文化人でモーニングショーとか出てるときはホンマに薄っぺらいことしか言わないけど、時たまシャキッとするの面白過ぎるな。田崎史郎と双璧をなす「一瞬だけ有用なジャーナリスト」の面目躍如といったインタビューでしたね。「すわ自民党殺せーッ!」と昔の落ち武者狩りみたいに検察の情報を下利便よろしく垂れ流して浮かれるメディアに釘を刺しているところはよかった。検察なんかクソだぞ。

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 友達の友達はアルカイダだろうが。右翼のくせにそんなことも知らねえのか。教養のない保守ほど卑しいものはないぞ。

 この文中に出てくる「安倍派中堅議員は「とんでもない悪手だ。(資金の流れを知りうる派幹部の)事務総長経験者は責任ある立場だったから別にしても、何もしていないのに辞任させられては罪人になってしまう」と語気を強めた。そのうえでこう語る。「安倍派一掃を首相に勧めたのは他の派閥の領袖(りょうしゅう)なんだろうが、その派閥は絶対に許さない。そして、助言を受け入れた首相も許さない。もう即刻、総理を辞めてもらいたい」」というの、本当に三下オブ三下という感じがある。

 

【読書】

 朝集中して本を読み、小野紀明ハイデガーの政治哲学』第1章「「政治的なもの」――その起源と変容」及び第2章「『存在と時間』の政治思想史的読解――ハイデガー決断主義者か」を読了しました。これで第1部「ハイデガーにおける「政治的なもの」」は読了し、残すところは第2部「初期ハイデガーにおけるアリストテレスの受容」に含まれる3つのほぼ独立した内容の論文(既発表)になるっぽい。

 結局小野がこれまで読んできたところでどんなことが言いたいかというのをざっくりまとめてしまうと以下のようになると思う。

 ハイデガーにおける「存在」というのは何だかよくわからなくて、その全体性は我々の手には届かないもので、「存在者」という全体性の一側面のみを開示している=他の部分を非開示しているのだが、我々はその「存在」の一側面である「現存在」という「存在者」でしかないので、「存在者」の地平に拘束されている以上「存在」にはどうやってもたどり着けないよねというアポリアがある。このアポリアからすれば、存在者たる我々の存在探求には抹消し得ぬ不可能性が付きまとっているにも拘わらず、30年代のハイデガーは妙に色気づいたというか、自身が乗り越えようとしていた主意主義的な発想の誘惑に駆られ、『存在と時間』やその他の諸講義(『形而上学入門』など)においても、ある種の決断主義的モーメントや実存主義的パトスを迸らせた著述をしていることは否めず、それがナチっぽく読まれている(=オンティッシュな次元での「政治」的な解釈を許す余地がある)。結局それにハイデガー自身も気づき、30年代後半以降のいわゆる「ケーレ」(小野はレーヴィットのように180度の転換ではなく、むしろハイデガー哲学のコロラリーとして捉える)において主意主義的な発想から出発していくのではなく、非本来性へと頽落した世界を存在者の乾坤一擲で無化せよと鼓吹するのではなく、あくまで現存の地平=世界を「耐え忍ぶ」「待ち望む」という静寂主義的方向に傾斜し、ハイデガー哲学の首尾一貫性を保つ軌道修正を行ったんだよ、みたいな話である。

 別に小野はハイデガーをナチから救おうと思っているわけではなく、ハイデガー読解を執拗に重ねることで、保守革命派的な発想や、フェルキッシュな民族主義には決して位置を占めることがないハイデガー哲学の特異性(それは「存在」と「存在者」の間を揺れ動くような、根本的な両義性であると小野は考えているっぽい)を炙り出そうとしているというのはよくわかる。ただ他方、第2章でレーヴィットやクロコウが提出したハイデガー解釈が批判されるが、それに対して小野の持ち出す「両義性」というポストモダンチックな読解戦略が今一つしっくりこないところがある。別にレーヴィットやクロコウにおけるある種の機会主義的なハイデガー解釈も(「ケーレ」とか「決断主義」という道具立てがもはや思想史的論証に堪えないとしても)、両義性のグラデーションの範囲内で成り立ってしまうよなあと。あと結局オントロギッシュな「政治」の話が何になるのよという疑念は読みながらずっと思っていて、補論としてフーコーの権力論が参照項として呼び出されているが、しかしハイデガーのどこまで言っても意味不明な「存在論的」語りと、フーコーにおける権力関係の成立の瞬間に類似点があると言われても、正直どっちにもしっくり来ていないので「???」という感じだった。

 とはいえ、多分俺がハイデガーから離れ過ぎていて論旨がうまくつかめていないところもあろうと思う。それを差し引いても、小野の読解は極めて丁寧だし、ハイデガーの魔術的な言語をきちんと丁寧に噛んで含めて説明してくれている感じがあるので、メチャクチャ勉強になる読書です。あと半分ぐらい残っていますが頑張って読みます。

 一応、俺の上のまとめでは不安なのでちゃんと引用を残しておく(下線俺)。

 「…個人的実存を解明する『存在と時間』の中に決断主義を認めることが誤りであるのと同様に、この時期の彼に決断主義的な集合的実存の政治思想を、また国家「作品」の主体的な制作という政治思想を見出すことは不当であることが判明した。(中略)例えば保守革命派のように、善悪の彼岸に立つ能動的ニヒリストの手で存在を隠蔽する近代的地平を暴力的に解体し、存在の現前するユートピアを主多雨的に建設することに希望を託している訳ではない。地平という概念そのものが、存在の現前という理想を不可能にしているからである。存在は、常に或る地平の内部で現れ、それ故に隠れるという両義性を、この時期に彼が繰り返し強調していることを我々は見てきた。ハイデガーの解釈学的循環は、そうしたアポリアを意味しており、30年代前半にあってもこの立場が貫徹されていることを、我々は確認したのである。このアポリアを内部に抱えている限りは、如何に現実政治に不満を抱いているとしても、積極的にそこに関与していこうとする能動的な姿勢は生まれないであろう。現実を変革しようとして行動すること自体が、存在忘却をもたらす原因である、それ故にまた否定されるべき主体性を前提にしているからである。政治的にはケーレ以降に彼が到達する静寂主義こそが、両義性というハイデガー哲学の根幹に位置する観念に最も相応しいのである。」(p98)

 「30年代にハイデガーが政治へと接近した理由は、この時期の彼の思索にあってはまだ存在を現れさせる上で現存在が積極的、能動的な役割を担うことが期待されていること、また存在の現前と隠蔽、真理と非真理の両義性を唱えながらも、どこかに存在の一義的な現前の可能性を信じ、そこに「政治的なもの」が強調される理由があること、以上の二点に存することが判明するのである。」(p100)

  「ハイデガーの政治哲学は、現実政治にとっては観念的で実現不可能な夢想でしかない、否、それどころか、如何なる状況にあっても最低限の恒常的秩序を構築・維持することを任務とする現実政治と、それによって支えられている現実世界そのもに破滅をもたらそうとする終末論への志向性が、そこには窺えるのではないか。」(p188)

 「民族にしても指導者にしても、ハイデガーにおいてはオントロギッシュで実存論的な次元で考えられていることは間違いない。しかしながら、彼の存在論そのものの論理に従って、オントロギッシュで実存論的な概念は、否応なくオンティッシュな存在物の姿をもって現れて来ざるを得ない。そのとき、オントロギッシュな民族はドイツ民族として、オントロギッシュな指導者はヒトラーという人物によって具体的に担われることになる。そして既存の地平の内部に存在する存在物、そしてそれらの間の諸連関をオントロギッシュな次元へと還元、解体するオントロギッシュな力もまた、オンティッシュな物理的暴力として現れ、行使されることになるのである。」(p265)

【動画】

 

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 今世の中で本当のこと言ってるの永野だけだよな~~~って言ってる。頭が悪いので。お笑いで何かを語るようになったらおしまいやぞ。ところで上に挙げた出版区というチャンネルにある「有名人に1万円わたして本屋ほっつき歩かせてみた!」みたいな企画好きなんですよね~~~他人がどんな本を買うのか見るのが好きなので。俺に性欲があったらゼッテェ覗き魔になってたわ。

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 シナモンがロールキャベツ苦手なので前働いていた洋食屋の話持ち出すのけなげすぎるな。インターネットでバチボコいじめられたからじゃないのか。「いやなこともこわいこともがんばることなんかない」という話、うちの職場で流してェ~!!!!

 

youtu.be

 俺も今月で30になるし化粧水でもつけた方がええんやろかと思わされる動画でした。が、俺に必要なのは聖水がぶ飲み即消滅これ一択やで。

 

【雑感】

 ヤバい、凝り過ぎている。1時間以上かけてるわ。何か無意味な文字列を羅列するの楽しくなってる。まあ未来の俺もこんぐらい書いた方が読み応えあるししばらく頑張るか~~~。