死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20231219

 寒すぎワロタ。

 

【労働】

 何もねえ。何もなさすぎてどうでもよくなった。しかしどうでもよくないのでセブンで酒買って飲みました。決めたんですが、毎日酒を飲むぞ。酒で現実から逃げよう。

 

【ニュース】

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 武村正義の話が出てきてよかった。

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 小国の辛さシェアです。

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 ここに書いてあるとおり、予備費で何でもかんでもやっていこうという精神は気に食わないねえ。でも財務省OBが謎の説教かますムーブも老害みがあるので辞めた方がええぞ。あとそれにのっかる朝日新聞なんなんだ。朝日・日経・読売の財務省のチンポしゃぶりは露骨すぎるのよ

 自分たちが金権政治の礎を築いてきたのに「国民のレベルが上がったから政治家も対応せなアカンやろ」と言うのホンマ何様やねんと思う一方で、我々が称揚しがちな「どぶ板」が基本金がかかりすぎているところに問題がある。これからはロトクラシーの時代やね。

 御厨先生のありがたいお言葉。政治家は言葉で、と言うが、政治に限らずもはや言葉そのものが空虚な時代にあって果たして我々は何に信を置くことができるのか。

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 休憩時間にセックスしていたので業務を懈怠していたとは認められないというご意見、至極もっともすぎて頷きまくってしまった。庁舎内で昼飯食うことだってあるんだから、休憩時間中にセックスぐらいしていいだろ。多目的トイレできもちくなった芸人が許されとるんやぞ。

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 ぱーてぃーちゃんが裏金作ってたらやだな……。

 

【読書】

 シュミット『独裁』を読んでいます。ルソーやモンテスキューを扱った3章はおもっきし読みにくかったのでもっかい読み直してみます。昔読んだのだが、改めて読み返してみるとホンマにこまけぇことを議論していますね。こまけぇ!と思って適当に読み飛ばしていると、普通に一切議論が負えなくなる。シュミットの他の著述と比べてもかなり難しい部類に入るような気がする。そもそも、シュミットが2章で素描したいわゆる近世的委任独裁→官僚制の成立みたいな話は実証的にはどうなのかね。昔はハルトゥングの国制史とか読んでたが、もう忘れてしまったので何とも言えませんね。

 シュミットの著述の目的としては、一言で言ってしまえば、独裁概念を国法的に定位することにある。ざっくりと言い換えてしまうと、何の権限でもって国家において「独裁」が求められるのか、ということなのかなと。シュミットは、同時代の政治文献において、様々な政治的具体的状況を「独裁」であるとの指摘が氾濫している現状に対してこう分析してみせる。下線俺。

 「このように、独裁は、民主主義的諸原理についての例外をも、また自由主義的諸原理についての例外をも意味しうるのであって、両者が合致する必要はない。(中略)したがって、戒厳状態が実定的な憲法諸規定のたな上げのゆえに独裁である一方、革命の立場からは既成秩序全体が独裁と呼ばれ、それによってこの概念が、国法の領域から政治の領域へ転用されることが可能なのである。ところで、共産主義的文献にみられるように、攻撃すべき政治秩序のみならず、追求すべきみずからの政治支配をもまた、独裁と呼ぶというばあいには、この概念の本質に、さらにあらたな変化が生じる。みずからの国家を全体として独裁と呼ぶことの理由は、その国家が、それによって実現されるべき、正しい状態への移行のための道具であることを意味し、しかもその存在理由が、もはやたんに政治的、いわんや実定的・憲法律的ではなくして、歴史哲学的であるような規範に求められるからである。これによって独裁は、――それが例外として、みずからの否定するものへの機能的依存性を抜け出ないがゆえに――おなじくまた歴史哲学的範疇と化してしまう。」(pp8-9)

 シュミットはあえてこうした現状を一旦棚上げにしつつ、「独裁の概念を法学的論究一般」へと連れ戻すべく、独裁概念の歴史的な探求へと遡行する。まず、主権概念を確立したボダンが近代的国家論において委任独裁論を導入したとシュミットは分析する。それは、実践においては古代ローマ独裁官や、中世における教皇特使等先行していたにもかかわらず、(教会法学においては既に弁別されていたが)理論的定式として恒常的な正規の役人と一時の委任を受けた「委員(コミサールcommissaire)」の区別を導入したということのようです。

 ……ここまで書いて今日は終わりにします。何故なら酒を飲んだので。というか合ってるか不安だな。明日もっかい読み直して点検します。ただ、言わせてほしいのは、シュミット自身もかなり言いたいことが錯綜している感じがあり、ところどころ「???」となりました。『政治的なものの概念』とか『現代議会主義の精神史的状況』とかは、著述としてはまあまあ完成されてんだなと思いましたまる。

 

【雑感】

 酒だけは裏切らない。