死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20240119-21

 また休日の最後に三日分更新するプレイングをかましてしまったねえ……。

 

【旅】

 土曜日に車で茨城県牛久市を訪れました。俺の運転で大学時代からの友人3人を連れて行きました。途中何度か死にかけそうなポイントがありましたが、ソウルライクで鍛えた俺の死避能力が拙いドラテクを補って何とか無事生還しました。高速より東京の道路のがあぶねえ。

 

  牛久では、もちろん牛久大仏を見たわけです。それぐらいしか見るものはない。

 でっけえ大仏が東日本入国管理センターからそっぽ向けて聳え立ってました。大仏の御利益は純ジャパにしか与えられない……ってコト!? なお、東日本入国管理センターもその敷地前までは尋ねたのですが、明らかに国家権力が「入るな!」っていう感じだったので諦めました。

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 これは皆さんご存じのラーメンショップ牛久結束店のネギチャーシューラーメン中盛りです。あとチャーシュー丼と餃子も食いました。メチャクチャうまかったのですが、普通に胃がパニックになりました。家の夕飯が水炊きでかなり応えましたね。

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 総じていい日帰り旅でした。またやりたいですね。

 個人的には、自分の運転で東北地方に行けるようになりたいです。山形の銀山温泉とかメッチャいきたいし、岩手とか青森も行けるようになりたいなあと。

 

【労働】

 金曜日はとりあえず感情を無にする訓練をしていたのですがなかなか難しかったっす。やっぱ俺はオタクじゃないから感情を無にすることなんかできないんだよな。俺はオタクじゃない……? そんなわけあるか。

 このままでいいとは思えないし、もう培ってきたいろいろをすべてを棒に振って異動願いを出すしかないかもしれない。この職場では定例でない時に異動願いを出すと弱者扱いされるが、既に都合のいい弱者扱いされているので全く気にすべきでないということがわかってきた。俺はやる。やりたい。やらなくちゃ。それはカス。

 

【ニュース】

 いろいろとまとめるのはしんどいのですが、自民党の派閥解散劇については、朝日のほか日経・読売・産経で内幕情報を適宜確認しました。読売と産経は連載はじめましたね。

 いわゆる岸田・麻生・茂木の三頭政治的構図は崩壊したとみるのが自然なのでしょうが、麻生・茂木が岸田を「おろす」のは難しく、かといって今までのように「支える」のも難しいという形になってしまったのかなと。岸田が宏池会を解散したとはいえ、元岸田派も納得ずくでの動きならば岸田を支える岩盤勢力だろうし、解散した安倍派や二階派、そして元々の無派閥勢力が麻生・茂木に手を貸す義理もないということであれば、ある種の勢力均衡が生じた、と言えなくもない。ただ、通常国会やその後の補選で一個でもしくじれば岸田政権は終わりだし、恐らく自民党内で衆目の一致するポスト岸田がいない以上は自民党自体が下野する危険性が高いとみるべきだろう。タイミングだけでみれば確かに「乾坤一擲」の大博打ではあるが、成功しても多少の延命策に過ぎないという意味では、依然岸田は危ない綱渡りをせざるを得ない状況にある。

 ところで、この手の議論において派閥解散は目くらましで、抜本的な政治資金規正法改革と、キックバックや中抜きをしてきた派閥幹部の責任を問うべし、ということがよく言われる。要はこの手の政治ゲームに何の意味があるんやというそれ自体はひとつの見識ではあるが、こういうお利口さん的ご意見に対してニヒルな冷笑を浴びせたくなる人間の気持ちが俺には痛いほどよくわかるんだよな。

 

【読書】

 井奥陽子『近代美学入門』(ちくま新書)を読みました。大学のウェルメイドな講義って感じの本でした。実際、明快な整理と丁寧な概念説明のおかげで、よくわからんという箇所が一個もないというのはすごいことだった。著者が述べるように、我々が無意識に刷り込んでいる特殊近代的=特殊西洋的な美的価値観を浮き彫りにすることで、ものの見方の相対化や寛容な態度を醸成しうるという意味では、人文学のお手本みたいな著作ではある。

 本書は「芸術」、「芸術家」、「美」、「崇高」、「ピクチャレスク」といった5つの概念を扱っている。

 「芸術」については、古代・中世における「ものづくり」的な技術概念から如何にして「芸術」が弁別されたのか、というところを解き明かしている。文芸や音楽といった「リベラル・アーツ」に属する高級なものに徐々に絵画や建築等の「芸術」(詩画比較論、美的アカデミーの成立)が近づいていき、新旧論争を契機として「芸術」が立派に美的なものの市民権を得たという話。「芸術家」については、「天才」概念との結びつきや神的概念による比喩表現などと結びつきつつ、その独創性が強調される消息を解き明かす。「美」は主観主義と客観主義(プロポーション理論)の違いを丁寧に追いつつ、近代美学におけるその調停の歴史(ヒュームやカント)を素描する。「崇高」と「ピクチャレスク」は、主に近代イギリスにおいて成立した「美」とは異なる美学的な概念指標だが、「崇高」がプロポーションとは異なって自然の荒々しさに対する安全な距離からの畏怖であり、「ピクチャレスク」が多様な風景を人的に統一しうる「絵になる」風景を指し示す「崇高」と「美」の間にあるような概念であると整理される。個人的には「ピクチャレスク」については大学の講義で一回だけ聞いたことがあるのだが正直なんのこっちゃかよくわかっていないので大変勉強になりました(グランド・ツアーがそのきっかけになったことなど)。巻末の読書案内も有益なので、今度はこういう本を読んでみようかなと思いました。

 

【雑感】

 金曜日に飯を食ったんですよ。家系ラーメンと、ライス2杯(多分半分1杯とフル1杯なので1.5杯?)。その後近所のもつ焼き屋で、生ビール1杯・瓶ビール1本・豆もやし(これが2人分ぐらいあった)・もつ焼き計8本を食して、メチャクチャ腹パンになった。途中からもうもつ焼き食えねえってなったぐらいです(何とか食べきった)。

 そろそろ自分の胃袋とか酒量とかそういったことに気を遣わないといけない年頃になったのだなと思い辛くなりましたね。あとそのもつ焼き屋でクソ声のでけえ常連と思しきおっさんが我が物顔でマスターとおもんないしゃべりをしていたのもきつかった。まあ飲み屋ってのはそういうところをする場所なんで致し方ないとは思いますが。

 ちょっと前の記事で『ジェダイ:サバイバー』のコントローラー設定がクソ過ぎるみたいな話をしたのですが、Xboxのコントローラーではなく、PS5のコントローラーを使ってみたところ普通になった。これ何でなのかよくわからんが、推測するにsteamのコントローラー設定と重複しちゃっている?気がしないでもない。今回PS5のコントローラーは特にsteamに登録しなかったので。

 まあそれはそれとして、このゲームをちゃんとやるためのスターウォーズの知識が壊滅的にないことに気づきました。なので、Disney+でしばらくスターウォーズ見ようかなと思っています。昔3回ぐらい見たんですけど、なんか全然記憶がないのんですわ。