死者の如き従順

脱落者・敗北者・落伍者と連帯するブログ

20240207-0208

 またしてもサボっています。読書メモはずっと下書きに貯めています。

 しかし、今思えば別にこのブログ全部非公開にして自分用にすればなんの気兼ねもねえな。あ、でもそうすると文章を死ぬほど適当に書いてしまうな。やはり多少なりとも他者の目に触れる可能性を考えないといけませんね。

 

【労働】

 無太郎。以前このブログで仕事がなさすぎて辞めた人の話を書いた際に「何と奇特な人もいるんだ」と感想を述べたような記憶があるんですが、今になってメチャクチャ後悔しています。本当にその人に申し訳なくなった。

 

【ニュース】

「セクシー田中さん」問題で小学館が謝罪 「調査、再発防止努める」:朝日新聞デジタル

 この件で脚本側の擁護をすると死ぬほど叩かれそうだという予感があるのであんま言いたくないし、そもそも脚本側の擁護ということでもないという前提で申し述べるのですが、本作において本来果たされるべきであったベストプラクティス(つまり著作者の意図をドラマ制作側が最大限汲んで実現したドラマ)をもってしても、この先生が納得できなかった場合どうなるんだろうというのは素朴な疑問ですね。著作者の人格権を保護する、ということであれば、その人格権が最大限尊重されないドラマは中止にするのが最適解な気がしますが、それが番組編成上可能なのか……。この件について脚本家の(かなり独善的な)意見や、漫画家の意見は数あれど、テレビ制作側の実情に照らした意見みたいなのをあんまり見ない気がしましたね。

 

「柔らかい憲法観」でいいの? 境家史郎さんが語る憲法の番人の功罪:朝日新聞デジタル

「非政治」を装いつつ「政治的」な最高裁 憲法の番人のあるべき姿は:朝日新聞デジタル

司法に頼る前にやるべきことがある 見識を持ち他者と議論を続けよう:朝日新聞デジタル

 これはここ最近の記事で一番有益だったので備忘的に置いておきます。以下はなるほどと思った指摘2つ。

「非立憲的な政治が行われた場合にそれを立憲的な状態へ戻す方法は二つあります。①司法による違憲審査で是正すること②非立憲的な政権を次の選挙で退場させることです。私の見るところ戦後日本では、どちらもまともに機能したためしがありません。自民党が下野したことはありますが、非立憲的政治が問題視されたものではありませんでした。戦後日本は非立憲的な政治体制であると、私は極論的に言っています。

 ①が機能していないことが②の起きない原因になっていると私は見ます。最高裁がフリーハンドを与えたから、政府は憲法条文から離れる方向へ、なし崩し的に防衛政策を拡張できた。自衛隊を創設したうえに、海外にも派遣し、集団的自衛権の行使も容認しました。非立憲的な事態が70年続いただけではなく、深刻化していったのです。9条が何を規制しているのか、もはや一般の人には分かりにくくなっています。」(境家史郎・政治学者)

「婚姻時に夫婦のどちらかの姓を選択することを強制する民法750条の合憲性が争われた21年6月の最高裁決定を取りあげましょう。「合憲」とした多数意見の前提には姓を強制される不満があるのであれば国会を通じて民主的に決めて下さい、という発想があります。一つの考えです。

 しかし、私がひかれたのは、「違憲」とした三浦守裁判官の意見でした。姓を変えることを望まない当事者にとって、意思に反して姓を変更して結婚するか、結婚をしないか、を迫る婚姻の自由への制約で、民主的なプロセスに委ねるのはふさわしくない、と述べたのです。姓を変えることを望まない当事者に同姓を強制することを、婚姻の自由を保障する憲法24条の規定に違反すると解する余地はあったのです。

 目の前にいる困っている人たちをどう救済するのか、多数意見の裁判官には踏み込んだ検討をして欲しかったと思っています。

 ここで立ち止まって考えたいのは、司法による違憲審査に頼る前に私たちにやるべきことがあるのではないか、ということです。

 亡くなった米国連邦最高裁のルース・ベイダー・ギンズバーグ裁判官は、市民に対しても広い見識をもち他者と議論することを求めました。自由を育てることが大切なのです。元米国連邦控訴裁のラーニッド・ハンド裁判官がかつて述べていた通り、自由は私たちの心の中にあるのであり、それが死んでしまえば、憲法も司法も、それを救うことはできないのです。」(佐々木くみ・憲法学者

 

【読書】

 書けないですが新書3冊読みました。まあまあのペースですね。新書3冊読んで読書メモを書くと、普通に夜の可処分時間全部なくなるのでYoutubeがとんとご無沙汰なんですわ。そしてせっかく買ったFire TV Stickを全く活かせないまま……。

 

【雑感】

 仕事やめてぇ。大金が転がり込んでほしい。もう何も心配しないでいいんだよと言われたい。

 あと、最近自分はHSPなのではないか?と思うことがしばしあるので、そのうち診断してもらおうと思ってるナリよ。